【スト6】上手な人のリプレイを見よう!【初心者向け】

40万PV記念記事です。中身はありません。

 

ストリートファイター6のリプレイ機能の使い方を解説する記事みたいに見える記事です。見えるといいなぁ。

 

 

 

 

目次

 

CFNを使おう

リプレイを見る4ステップ。ひとつずつ解説します。

  • リプレイを探す
  • リプレイを再生する
  • 再生中にできる操作(おすすめ機能)
  • リプレイ観戦の具体的なポイント

その後で具体的な観戦事例を紹介します。

 

リプレイを探す

主に4種類の動機でリプレイを見るのではないでしょうか。

  • 自分のリプレイを見る
  • 対戦したことがある相手のリプレイを見る
  • IDが分かる人のリプレイを見る
  • キャラ・ランク・その他の条件で指定して見る

 

リプレイを再生

リプレイをリプレイリストに登録しよう

基本的には2先やそれ以上の連戦をするので、リプレイリストに登録してからリプレイを観戦するほうが便利です。まずはリプレイリストに登録する方法から。

 

リプレイリストを並び替えて、複数選択する

リプレイリストに登録したら、対戦した順番に並べてからリプレイを再生しましょう。続けてリプレイを再生できます。(1戦ごとにボタン押すのが面倒だけども)

 

リプレイに関する機能(勝敗の非表示など)

リプレイ中に表示・非表示を選ぶ機能があります。

プレイヤー名を表示・非表示にするには

リプレイリストの勝敗を表示・非表示にするには

キーディスプレイやアタックデータを表示・非表示にするには

 

再生中にできる操作(おすすめ機能)

キーディスプレイとアタックデータを表示・非表示にする

細かく調べるにはキーディスプレイを表示するのが大切。

 

倍速設定で高速・低速に

4倍速とか意味なさそうだけど、ゲージ運用を見るには便利。

低速再生は心理戦の追従をするときに便利です。

 

シーン送りとシーン戻し

スト5になかったシーン送りは待望の機能。見たい場所にすぐ行けます。

シーン戻しは繰り返し見る時に便利。

 

一時停止と一時停止中だけ使える機能

一時停止中はコマ送りができます。フレーム単位の確認に必須です。

 

リプレイ観戦の具体的なポイント

基本的な確認内容は、主に4つ。

  • ダメージ履歴を調べよう
  • 起き攻めを調べよう
  • 読み合いポイントを探そう
  • 対策行動を探そう

この4つをリストアップした上で、局所・帯域で「何を狙えばよかったか」「何ができるようになれば勝てそうか」を考察していきます。

 

実際のリプレイ観戦の様子

ダメージ履歴をスプレッドシートにメモしていきます。

スプレッドシートはこちら。

docs.google.com

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1ofnam7XBFMVbxldFBYrS3ohG0jNmQG5iFanSWOVpKdk/edit#gid=0

 

だいたいこういう感じのメモです。数時間ぐらいかかったかな。

 

CFNを見ながらメモを取っている様子はこちら

【スト6】リプレイをみる - YouTube

【スト6】リプレイをみる#2 - YouTube

 

まず、「どこでダメージを取っているか」をすべてメモしました。詳細はスプレッドシートをごらんください。

 

Lightspeedさんの基本的な立ち回りは主に4つの行動でした。

  • 中足(ヒット)→コンボ(当たった時は必ずコンボになっている)
  • 中足(ガード)→なにもしない(ガードされたときはアロー・ラッシュはしない)
  • 前に歩いて投げ(ほとんど投げ空振りしない)
  • 相手の中攻撃や大攻撃に差し返しからコンボ
  • 空中ストライクにインパクト合わせや弾抜け裏拳など

成功確率100%なのは異常だけど、やってることは普通。

 

しかし、コマ送りしてみると重大な事実が分かってきました。私が気がついたのは以下の点です。

 

まずは中足関連。

  • 立ち状態から1Fでしゃがんで中Kも同時押ししており、1度もミスはない
  • 中足を振るのはヒット・ガードする距離かつ「相手が立っているときだけ」。
  • 中足ヒット後の「9F」目にボタンを押してヒット確認する(8でも10でもない)。
  • アローコマンドはかなり正確で、フレーム長もばらつきは少ない。

圧倒的に精緻な操作精度と速度です。人間ワザではない

まず、単に歩いて中足するだけの操作を「1Fもズレずに立ち→しゃがみと中Kを同時押ししている」という点だけで、あまりにも精密である。1度もミスはなかった

つぎに、「相手が立っている時だけ中足を振る」というのも驚きである。めちゃめちゃヒットしそうな中足である。マゴさんとときどさんが「間合いまで歩いてガード」がうますぎて、半分ぐらいは「中足の振り始めは立っていたが、届いたときにはしゃがみガードになっている」によってガードが成立していた。プロ、おそるべし。

ヒット確認の精度は9F。これはだいたい9Fなのではなく、「ヒットした9F後のタイミングのみでボタンを押している」という意味である。なお、ODアローは12F。そこはODも9Fで押してくれよ。

「相手が立っていることを確認する状況確認なのではないか」という意見もあるだろう。その可能性を考えるのは当然である。だが、上記の事実(歩きガード時のアロー漏れがない)により否定できる。それとも「中Kを押した時点では相手は立っていたが、ガードタイミングになるまでに相手がしゃがんでいることを状況確認した」とでも言うつもりか?それ1F状況確認ですけど。ヒット確認なら精度9F、状況確認なら精度1Fとなるのだ。どちらも人間には不可能である。

 

そしてコマンド入力自体がきれい。まるで記録したものを再生しているような美しさがある(婉曲表現)。まぁ9Fでボタンを押すのだからばらついているわけにはいかないが。中足を振る時は常に「前斜め下に2F入れて回す」美しさがある。

かと思うとめちゃくちゃなレバー操作(別の意味で人間ワザではない)もやっている。

↓は右側での中足→ヒット確認ODアローの例。

id:LSML5CA76 ラウンド1カウント56 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=78

前歩き6Fから猶予0Fでしゃがみ中足を出し、中足ヒットから12Fの時点でODアローを出している。しかしその仕込みコマンドは326214となっており、画面右側で中足ヒット確認する過程で不必要な下・右・下を入力している。1Fだけ入れている右入力があまりにも奇異である。

 

なお、「中足を空振りしたとき」は別操作である。主にしゃがんだまま振っている。あえて言うなら「空振り確認」をしていた。中足の攻撃持続が空振りすると、「中足の動作硬直中にレバー前入れパリィホールド」を行っている。絶対に出ることのないキャンセルパリィ仕込みを、「中足が空振りした時だけ」行っている。いくつか例があるが、2つ示す。

id:LSML5CA76ラウンド2カウント81 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=104

id:DV9TM48F3ラウンド3カウント76 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=356

バグじゃないかな……。

 

前歩き投げは、中足の対の択となっていた。重要なのは2点。

  • 投げる直前は「前に入れっぱなし
  • 投げを押す瞬間は「相手がしゃがんでいるとき」だけ

なるほど投げが通りそうなムーブである。相手が立っていたら中足するのだから、しゃがんでいたら投げればよい。頭いいな。

 

1回だけ「立っている相手に投げ」をしたシーンがあった。

id:BP5LTV9D7ラウンド2カウント64 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=503

画面左端に追い詰められたマゴさんが、ほぼリバサで前入れ→前ジャンプとして投げ埋めを回避しようとしたシーンだ。ここでLightspeedさんは「前入れっぱ→投げ」を行っている。

 

「相手がしゃがんでいる時に投げる」という推測は外れているのかもしれない。もしかしたら……。

  1. 歩いて中足差すぞ!→立ってる!中足だ!
  2. 歩いて投げるぞ!→立ってない!じゃぁしゃがんでるはず投げだ!

という仕組みなのかもしれないね……。

別のリプレイをいくつかみたところ、前ジャンプ・後ろジャンプに対しても投げているシーンを発見した。これはやはり「相手が""Not立っている""なら投げ」が濃厚である。なお、リバサパリィ押しっぱなしの相手に対して、「ぐいぐい歩きっぱなしで投げない」という行動も確認できた。ぐいぐいムーブ、おもしろすぎたのでみんなで探そう。

 

さて、次は差し返しについて見ていこう。地上戦の華であり、コマ送りするのも楽しいものだ。

vsケンにおける差し返しは、ケンの中Kに対するものだった。それぞれの差し返しで何が行われたか見ていこう。

  • ケンの中Kボタン押し下げ→14F後に大Kを押す→パニカン
  • ケンの中Kボタン押し下げ→12F後に大Pを押す→パニカン
  • ケンの中Kボタン押し下げ→13F後にしゃがみ中Pを押す→パニカン

vsキャミイにおける差し返しは、キャミイのストライク空振り・大K・中K・投げに対するものだった。それぞれの差し返しで何が行われたか見ていこう。

  • キャミイのストライク空振り→しゃがみ中Pでパニカン
  • キャミイの中Kボタン押し下げ→13F後にしゃがみ中Pを押す→パニカン
  • キャミイの投げボタン押し下げ→11F後に大Pボタン→パニカン
  • !!!キャミイの大Kボタン押し下げ→4F後に引き大Kボタン→パニカン!!!

動画クリップは提示する必要もないだろう。あまりにも数が多すぎる。

 

さて、この数値をどうみればよいだろうか?人間の技量はそれぞれであるが、私感としては……

  • 視認と識別をしてボタンを押すには少なくとも12Fぐらいは必要である。
  • 特定の通常技を見てから差し返し」の速度ではない。
  • 「何か動いたのを見てボタンを押す」ならありえなくもない
  • だとすれば「動いたと思ったら見間違えた」が何度かあるはずである。
  • しかし、置き見間違え空振りも一切存在しない。
  • たまたま差し返しになる時だけボタンを押すことはあり得るのか?

さすがに「やってるよね?」という感想だが……。すごくうまい!可能性は残る。

vsNL戦でルークのしゃがみ中Pに14F反応で大P差し返ししてリプレイ回数が300回を超えているようである。いくつか別のリプレイでも「差し返しのカタチになる時だけ14F反応大Pしている」シーンは確認できた。「とても上手い」と言われればそれまでである。

 

ところで、「相手の大Kに対して引き大Kを振ったらこちらが4F遅れだったので、超光速4F差し返しみたいになっちゃった(なお2回発生)」は、お互いに同じような距離で空振りした偶然の産物と見れなくもない。たまたま「2回連続で運ゲーに勝った」ことは大いにある。

id:N6B5YWVNUラウンド1カウント81 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=784

id:N6B5YWVNUラウンド2カウント58 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=859

なら、追加調査しようではないか。CFNでキャミイ同キャラで「互いに振った大Kまたは引き大Kがどうなったか」を調べればいいのである。とりあえずマスター昇格以降のミラー戦15試合をみた。以下がそのリプレイIDと結果である。


同キャラの大Kと引き大Kがぶつかるシーンはなかった。というか、立ち回りで引き大Kを振っているシーン自体がなかった。たまたまvsマゴ戦だけ引き大Kを振る気分になって、たまたま4F遅れ差し返しのカタチが2回起きたってことですね。んなわけあるか!ま、まぁ「偶然ですよ」と言えなくもないが……言える?

 

その他の行動を見ていく

分かりやすかったのが、マゴさんの前ジャンプ→空中ストライクに対してインパクトで返したシーン。3回発生していた。光速のインパクトだったね。

id:R6BNVBV7G ラウンド3カウント93 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=711

id:R6BNVBV7G ラウンド3カウント88 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=719

id:N6B5YWNVU ラウンド1カウント65 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=801

 

通常ジャンプに対して昇竜対空はほぼゼロでガードするのだが、空中ストライクが飛んでくると「空中ストライクが始まったフレームの4F後」インパクトボタンを押す(3回とも追加でもう1回押してるけど)。

普通のジャンプ攻撃は初心者のようにガードする。体感だとアイアン☆☆☆☆ぐらいである。(例えばvs板橋ザンギエフ戦の5XWNFTDP7のリプレイを見てほしい。そういう目で見ると笑ってしまうレベルである)

参考クリップ→https://twitter.com/cz500c/status/1713796328566947963

 

もちろん「なんとなくインパクトしたら相手が低空ストライクしていてラッキーだった」ということもできるだろう。ちなみに他のリプレイを30戦ぐらい確認したが、立ち回りでなんとなくインパクトをしているシーンは、上記の3回のインパクト以外存在しない。随分都合のいいラッキーインパクトだな?

 

あとは生ラッシュとか前ステップとかスピニングバックナックルとかを中攻撃で止める。うまいというか100%止めるので、これ以上のうまさが存在しない。わかったよ上手だよすごいよウマイウマイ。

軽率に歩いて波動拳に顔面がぶち当たるシーンはかなり多く確認できるのだが、弾抜け行動は1回確認した。もちろん成功している。

id:DV9TM48F3 ラウンド3カウント84 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=349

弾抜け行動はレアだ。波動拳コマンドが完成した3F目から裏拳コマンドを開始し、全体6Fでコマンドと大P入力を終えている。まさに超光速精密入力と言えるだろう。波動拳のモーションが始まって3F目からコマンドを入れているのを「状況確認」というのは無理がある。これは「裏拳ぶっぱしたら偶然弾抜けした」としか見えない。そろそろ賢明なる読者の皆様はお気づきだろうが、いくらリプレイを見返しても「ぶっぱ裏拳」のシーンは存在しない。当たるときしかぶっぱしないのである。

ぶっぱと言えば「リバサ無敵ぶっぱ」についても言及せねばなるまい。なんと「ヒット率100%の無敵ぶっぱ」である。正確に述べているから「リバサ」ではない。今回の検証では2例ある。他のリプレイで探しても「ぶっぱをガードされた」事例はない。

id:N6B5YWVNU ラウンド1カウント92 https://youtu.be/7kbTuIiF0Ow?t=773

id:N6B5YWVNU ラウンド1カウント85 同上

この無敵技の片方の事例は「リバーサルで出していない」。相手の起き攻めで「投げボタンを押したタイミングの4F後」にODキャノンスパイクを出している。だから片方はリバーサルではない。これはこじつけの言いがかりかもしれない。実際に、リバサ遅らせぶっぱは上級者の読み合いのひとつである(最速打撃埋めはガードして、ガード硬直を励起しない択へはぶっぱが当たる)。なお、他のリプレイをさがしても「ぶっぱがガードされる」シーンは見当たらない。

 

 

考察

ヒット確認を常に9Fで行う時点で人間ではないが、ヒット確認は隠れ蓑であって本体ではない。重要なのは「相手が立っているときしか中足を振らない」ことである。これはリプレイをコマ送りしないと判明しない。「相手がしゃがんでいる時だけ投げる」のも同じ理由でコマ送りしないと判明しない。

つまり、「オート立ちしゃがみ判定を行い、中足または投げが有効そうなら攻撃する」という仕組みが本体なのだ。この仕組みにバグがあり、前ジャンプに対して投げを埋めしまうので逆択フーリガンで反撃されている。

その他の「めっちゃうまいプレイ」とか「ぶっぱにしか見えないけど必ず当たる」とかは、めちゃくちゃ上手で読み合い的中率100%の勝負師ってことでいいよ。はいはいすごいすごい。

 

結論

プロフィールを見て「報告する」をやろう。

 

おわり。

 

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追伸。個人的な感想。

 

お前さぁ、「もっと上手くやれ」よ。最速応答するから全部の超反応が「入力遅延+1F」になってるじゃねぇか。遅めの反応が14Fになってるのも「なんとなく10Fの待ち時間いれとくか」程度の思考だろ?やるならモダンでやれ。なんでもかんでも1F(実際には4F)で超反応できる。「上級モダン使いだ!」と褒めてもらえるぞ。

あとな、対空昇竜出なすぎ。さすがに最上位マスターがあの対空はない。なさすぎ。んー、まさかあれか。お前、対空が出せなくてバッタに処られて怒ってるのか……。あるなぁ、それあるわ。その怒りと哀しみ、同意するぞ。つらいよなぁ。だからこのゲームやめろ。いますぐにだ。

アドバイスしておく。

まず、昇竜を出せ。これは「伝統」だからな。みんなヤッていた(?)ぞ。

あと投げ抜けは「終盤だけ100%成功」させろ。読み合いに強いっぽく見えるぞ。

ヒット確認は16F以上にしろ。そうすれば「正当」なものになる。ドライブゲージが4本以上ある間はキャンセルラッシュしてヒット確認だ。最終盤の「お願い当たって中足アロー」だけヤッておけば「入れ込みがたまたまヒットした」と言い逃れできる。

 

終。